2022年5月9日月曜日

桜の雪

 桜の雪

■ 以前も書いたが、もう一度書いておこう。
  • あらしふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり
  • あらしふく にわのさくらの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり  遊水
■ これでいいように思う 。
■ ごくふつうの表現だ。
■ 歌の意味として重要なのは下の句であり、
■ 上の句は下の句への自然な導入ができればいい。
■ 「桜の雪」で、桜吹雪、花吹雪であるとすぐ分かるように思う。
■ なぜ「花さそふ」としたのか、分からない。
■ あるいは、せざるを得ない何かがあるのか。
  • 花さそふ比良の山風ふきにけり漕ぎゆく舟のあと見ゆるまで   後鳥羽院宮内卿
■ この歌はうまい。
■ 同じ、花さそふ、でもこれほど違うのか。