百人一首と私

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2020-11-23 追記

■ 解説だけでは、文化としては継承されない。
■ 理解するには、決局のところ、自分の言葉で作ることだろう。
■ 要するに、その歌の心を、・・・

私だったらこう作る

■ 百人一首、他の歌について試みた。
■ また、最近の歌も取り上げた。
■ 時間をかけて過去を振り返り整理するのがいいのだろうけれど、・・・
  • 俺好み ・・・野鳥撮影など、他の事で忙しい。
■ とりあえず、・・・

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  • 2023-01-18
定家
こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに やくやもしおの みもこがれつつ
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あさなぎに たまもかりつつ はまおとめ われのみそめし かのひとはたれ
もしおやき こころこがして こぬひとを まつほのうらの ゆうやけのそら
もしおやき こころこがして こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎろかも

どうしても そのひとことが いえないの スキならスキと いえばいいのに
たみびとが ころもあらいて ほしたるか このまにしろく なつはきにけり

たごのうら うまのせにみる ふじのやま みぎわにゆきて ましろきたかね
みぎわまで こまうちかけて みかえれば ふじはましろに たちにけるかな

つかのまの であいもあるさ それだけで わかれゆくこと むかしもいまも
こひびとと わがなよばれて あらがいぬ こひにくちなむ なこそをしけれ

かのひとは かなしいこころ うたにする わがみひとりの あきにあらぬと

みやこから きたへさんりの おおはらに われすみおれば さみしかりけり
さびしさに さんりのみちの ゆきかえり いずこもおなじ あきのゆうぐれ
みやこへは さんりのみちの ゆきかえり いずこもおなじ あきのゆうぐれ

はなとさく われにあらねど さくはなの ふぶきとなりて われのみにふる
あらしふく にわのさくらの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり

あのころの あいとねたみと うらぎりの よをおもうゆえ ものおもうみは

百人一首、まとめ
うたえらぶ ひとのこころに おもいよせ わがうたになし かきならべけり
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かえりこぬ むかしをいまに おもいねる たびのまくらに しおざいのうた
おもいねの ゆめのまくらの のこりがの はなたちばなの せつなかりけり

かのひとと ともにつかいし このまくら かおをうずめて おもいねるかな
いつわりの あいのことばや おくりもの それもなつかし かえりこぬひび

うららかな みそらにひばり なきのぼる そのうたかなし ひとりしおもえば

いのちなき すなのかなしさ さらさらと にぎれどすぐに こぼれおちゆく
とうかいの こじまのいその なみのおと なみだあふれて とどめかねつも

かのひびが せいしゅんなのか すなはまに いまはしずかに よせるなみかな

いきてゆく ことのやさしさ むずかしさ いしかわたくぼく じっとてをみる
こいおもう よしいいさむも たくぼくも それぞれのとち それぞれのかわ

かにかくに むかしのうたを こいおもう ときのながれの きしべにたちて
ゆくかわの ながれはたえず しゅんじゅうの うつろうときの さみしかりけり

しんしんと ゆきのふるひに みあげれば そはなじみある ふるさとのそら 
ふみゆきて ゆけばかえらぬ そのみちを かえりみすれば ゆきにうもれて

いきいそぐ ことなくわれは よにいきて うつらうつらと くまぜみのこえ 
いいへんじ わたしがしないと いうけれど そういうあなた だれとねてるの 

なつのよる ふっとこころに はやりうた おもいだしつつ ねむりゆくかな 
きのうきょう そしてあしたと いうけれど きのうはずっと とおいむかしに

コーヒーを ともにのもうよ あくるあさ むなしくあけて ひとりのみけり
わかれても ともだちだから いいでしょう たまにはおさけ さみしいよるに

よるにうた ききつつかみに かきつける ことばはいつも ハートブレイク
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+

あなたから てがみがとどき はるとなる まどをみがいて あしたをまとう 
ここにきて ねむればいいさ ことりたち きいろいかごを まどべにお くぞ

みずうみの そこにかなしみ しずめたひ ふとおもいだし ここにきていた
あきのみず うつわにみたし かざるはな なんにもないが これでいいのだ

すぎさった わたしのひびは どんないろ いつもせなかに ふくかぜのいろ
さびしさや ときはかなたに すぎてゆく ただセミがなく とおいひのなつ

ゆきのよる まどをあけても おとがない これであしたは くるのだろうか



みぎのてを やさしくそっと さしのべて くだらかんのん たちにけるかも
つまみもつ ゆびのかたちも かろやかに くだらかんのん たちにけるかも

おおすぎる ことばは いつか きえるだけ こころにのこる うたはあるのか
なげけとて ときはながれて ゆくならば このひだまりに ふゆのひとひを
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夏の光

わかきひの ははのしゃしんの アルバムを ひらきみるての しばしとまりて
ふっくらと これはおいしい たきかげん しんまいですよと つまのこえする

わすれろと いえないけれど よのなかの わすれることの やさしさおもう
ゆるやかに こころのこおり とけてゆく グラスのなかの こおりのように

へいぼんに すぎさるひびの はやいこと きょうもきのうと かわることなく
あたらしい ペイジつくれば あきのよる きのうのあさは どこかとおくに

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ひのもとに やまとことばの あるかぎり ふじのたかねを ひとあおぎみる