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2025年12月29日月曜日

芭蕉、と、アンデルセンの人魚


■ 2025-12-29
■ 今朝の「絶望名言」でアンデルセンの人魚は海にいるから涙を流せない、悲しいのに泣けないのは悲しすぎる、こんな話をしている、ようだった。
■ まあ、そういうことだ。
■ それで思い出したが、昔、奥の細道を何度も読んで、色々書いた。旅から帰り5年もしてから、「行く春や鳥啼き魚の目は泪」これを矢立の始めとして、などと書くところに松尾芭蕉のあざとさが見える。
■ 魚が涙を流すはずはない。
■ 支援者の一人、杉山 杉風は江戸日本橋小田原町の魚問屋だった。
■ 「魚」は「杉山 杉風」。自分のこと俳句に書かれ悪い気持ちはしないのだ。
■ 芭蕉の品性が嫌だ。

2022年5月27日金曜日

柏餅 山ホトトギス アオバズク

柏餅 山ホトトギス アオバズク

■ 山口素堂は芭蕉の2歳年上で、奥の細道のとき芭蕉を見送った4人のうちのひとりだ。
  • 目には青葉 山ほととぎす 初鰹
■ 俳句をやる人で、これを知らない人はないだろう。
■ 季語の話しのとき、よく例に出される。
■ 和歌・短歌の本歌どりは幾つもあるが、俳句の場合文字数が少ないので作りにくい。
■ しかし、まあ、できないことはない。
■ これを素に、・・・
  • 柏餅 山ホトトギス アオバズク  遊水
■ こんな句ができた。
■ 野鳥撮影で渡りの鳥の時期に関心がある人なら、
■ この句は実感できるだろう。関西の場合は、こんな感じだ。
■ アオバズクのひなが出てくるのは場所にもよるがもう少し先だけれど。
■ 

2022年1月30日日曜日

丸谷才一・新々百人一首

■ 藤原定家の小倉・百人一首ばかりでなく、
■ 丸谷才一著・新々百人一首も結構面白く読んでいる。
■ 丸谷才一は翻訳家や評論家ではあったけれど、
■ 詩歌の作者となる資質はなかったような感じで、
■ 松尾芭蕉の奥の細道も読んでないかもしれないな、と思う。
■ 新々百人一首の「春」の3番目に長々と、「鳥の涙」について書いている。
  • 雪の内に春は来にけり鶯の氷れる泪今やとくらむ // 二条后・藤原高子
■ 人は泣くとき涙を流す。鳥も鳴くので涙も出るだろう、という発想なのだ。
■ 古事記に倭建命が白鳥になって飛ぶ場面もある。
■ 人間にとって空を飛ぶ鳥は、ある時は憧れでもあっただろう。
■ まあ、いい。
■ それで、彼は、
  • 行春や鳥啼き魚目は泪  芭蕉
■ この句にまでも言い及んでいる。
■ しかし、それでいいのかね。
■ 芭蕉については触れない方がよかったようだ。
■ 芭蕉が奥の細道へと旅立った時、見送ったのは4人だった。
  • 山口素堂 「目には青葉山ほととぎす初鰹」の作者で「松島」の詩を送っている。
  • 原安適 歌人、奥の細道を清書した。そして、おそらく「光堂」の歌を追加した人だ。
  • 杉山杉風 魚問屋・鯉屋
  • 中川濁子(鳥金右衛門)
■ 松尾芭蕉が旅から帰って「奥の細道」を書いたのは約5年後だった。
■ この句は、芭蕉の資金援助者に対する挨拶だ。
■ 見送った友達2人と弟子2人の4人にとってはすぐ分かる句だったが、
■ 今では誰も分からないようだ。
■ 芭蕉その人ももはや俳句界ではほとんど注目されてはないようだ。
■ それは俳句や短歌の大衆化がなされてしまったからだろうが、
■ それはおいといて、
■ 松尾芭蕉は人の心がよく分かったので俳諧師で生きて行けたのだが
■ この句を見て、芭蕉の「うまさ」と「あざとさ」を見る思いがした。
■ 人間としての彼は好きにはなれない。
■ この句に疑問を持ったのは、魚は水の中にいるので涙は見られないからだ。
  • 泣く、も
  • 涙、も
■ 別れの時の様子で、行く春を惜しむ、という季節感とよくあっている。
■ しかし、丸谷才一のように、
  • 鳥・鳴く・泣く・涙
■ という発想ではないのは明らかで、魚が泣いている。
■ 芭蕉を買いかぶってはいけない。
■ 等身大で見るからこそ、歌人ではない彼の句の「俳諧味」が分かろうというものなのだ。
■ 泣いているのは魚、即ち、魚問屋 の杉風だ。
■ だとすれば、鳥はもう一人の弟子に決まっている。
■ 句としてはうまい。
■ 分かってみれば駄洒落なのだが、実に、うますぎる。
■ というか、臆面もなく、矢立てのはじめ、などとしている。
■ 5年後に書いたものだから、わざわざこのように書いたのだろう。
■ しかし、自分たちが師匠の俳句に書かれて悪い気はしない。
■ これからも援助しないことはない。
■ 芭蕉は、この句が頭に浮かんだので、奥の細道を書き始めたようだ。
■ このことについては以前書いた。