■ ラベンダーだの、何だの、要するに「香り」だ。
--------------------------------------------------------
■ もう一度
- 花の香に 身体がふっと 軽くなる 夢を現に 時を移りて 遊水
詩、俳句、短歌、他
ありまやま ゐなのささはら 風吹けば いでそよ人を わすれやはするはるかなる もろこしまでも 行くものは 秋の寝覚めの 心なりけり
もろともに ゐなの笹原 みち絶えて ただ吹く風の 音に聞けとや 藤原定家心のみ もろこしまでも うかれつつ 夢路に遠き 月の頃かな 藤原定家
月清み ねられぬ夜しも もろこしの 雲の夢まで みる心ちする 藤原定家
枕上片時春夢中行盡江南数千里これを秋に転じた心であらうか。
秋の寝覚めといえば、・・・恋に哀傷に述懐に、尽きぬ思いを尽くすのはこの時であらう。それらをすべて消して、彼女は頭を上げ、目をみひらいて、清らかな音声で、「はるかなるもろこしまでも行くもの」と歌った。古人も評して「限りなき心」と讃えた。
「秋の寝ざめ」のアキには「飽き」が秘められてあって、それゆゑ女は男に飽きられたのではないかと不安に思ってゐる。・・・、秋歌と見せかけて実は恋歌なのである。冷え冷えとした秋の夜、夜半の寝ざめに悩みながら女はあれこれと思いつづける。その思いはどこまでもどこまでもはてしない。さながら遠くへだたる・・・
ふらんすは あまりにとおし 朔太郎 背広を買うて 汽車の旅ゆく
はるかなる フランス・パリへ ゆくものは はるのれっしゃの まどのそとかな
あこがれの フランスからも くるひとは いまではおおき ひのもとのくに
あのね、気分がいい朝にちょっと小豆を煮てみて下さい。その日一日幸福だから・・・