■ 先に、この歌を取り上げた。
花吹雪
「雪」といふうまごの声に見し窓にまこと雪かと花舞ひしきる 美智子
幼子の声に振り向く窓の外 まこと雪かと散る桜かな 遊水
■ 「うまごの声に 見し窓に」このように孫と作者とのやり取りに家族間の愛が感じられ、いい歌だと思う。
■ 長男の子一人、次男の子三人のうちの誰かだろうが、平成二十九年の歌に「うまご卒業す」とある。「雪といふ」の歌は平成二十六年の作だ。同じ人のことかどうか、
■ 私には孫がいないので、幼子、としてみた。
■ 最初読んだとき、幼い子で、語彙がごく少ないときの作かと思ったけれど、孫は関係性を表す言葉で、必ずしも年齢とは関係はないので、そうではないのかもしれない。
■ よくわからない。ただ、孫の声は「ゆき」で、「雪」と聞いたのは作者だから、その辺が気になって最初とりあげた。
■ しばらくして、もう一度、と思ったとき「花舞ひしきる」が出てこなかった。私には詠めない言葉だったようだ。
■ 真似しようとしてもできない。
■ 人それぞれの感覚があり、言葉がある。
■ そして、状況を記述するだけでいいように思い、今回は次の歌になった。
花吹雪 まこと雪かと 桜散る
おさなごが ゆきとゆびさす まどのそと まことゆきかと さくらちりゆく 遊水