2026年6月17日水曜日

人もをし 人もうらめし 後鳥羽院 なほあまりある 昔なりけり  遊水

https://www.youtube.com/watch?v=_IMgnu_Slok&t=10s
中務   なかつかさ

■ 2026-06-17
■ 塚本邦雄は、全て凡作だとした。
■ それも、ひとつのとらえかただ。
■ 他の視点もある。
■ 先に、こんなことを書いた。

■ 百人秀歌の柿本人麻呂と入道前太政大臣の歌、要するに、実質的な最初と最後の歌は

  足引きの山鳥の尾のしだりおの
ながながし夜をひとりかもねん

  花さそふあらしの庭の雪ならで
ふり行くものは我身なりけり

■ 定家にとって、どちらも上の句は不要で、下の句を取り上げたかった。と考えればよいだろう。
■ それが彼の気持ちだった。
■ このような意味で「百人秀歌」を研究したらいいだろう。

■ 藤原定家は、自分の気持ちを代弁する歌を選んだ、とすれば、・・・

人もをし
人もうらめし
あぢきなく世を思ふゆゑに物思ふ身は  後鳥羽院

■ この歌の「人」は後鳥羽院にほかならない、ということになる。
■ 百首目は、もしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり  順徳院
■ この下の句と組合すと、定家の気持ちになりそうだ。
  • 人もをし 人もうらめし 後鳥羽院 なほあまりある 昔なりけり  遊水
■ 定家は、百人秀歌で2人の歌を捨てた。
■ まあ、当然のことだ。



2026年6月16日火曜日

莫使空対月 満懐都是春、おぼろづき ひとりぽっちは いやですよ せいかのつぼの うたのこころを  遊水

■ 2026-06-16
■ 一応、「莫使空対月 満懐都是春」で検索してみた。
■ 漢詩の一部ではないようだ。
■ 当時の分厚い図録に、何か他の記述があるか見たが、ないようだ。
    解説、月を見るのにひとりにしないで欲しい、心の中は春一杯なのだから。という恋の歌である。


2026年6月15日月曜日

「おぼろづき」の句は表装後に追記した。

■ 2026-06-15
■ こんな頁が閲覧れていた。
■ 次々リンクを開くと、ツボの頁に行き着く。





ずっと昔の軸だ。
「おぼろづき」の句は表装後に追記した。
問題点もある書だが嫌いではない。

こんな頁も作っていたことは忘れていた。



藤原行成、と、清少納言

■ 2026-06-15
■ 大庭みな子・現代語訳・枕草子・岩波現代文庫は各段に「題」をつけてくれているので分かりやすく親しめる。例えば、・・・
  • 字のじょうずな藤原行成さま
■ この段は、百人一首に採られた「夜をこめて」の歌に関する話だけれど、・・・
宮さまの弟君がどうしてもほしいと、初めのお手紙をとっておしまいになり、あとのお手紙は宮さまがとっておしまいになった。行成の君は、字がおじょうずで有名な方だったから。
■ ・・・と。
■ 広げて見ると、小野小町の歌もある。 古今集を見ると、残念ながら、この歌の少し前の
  • うたたねに 恋しき人を 見てしより ゆめてふものは たのみそめてき
■ これらがない。あればよかったのに、・・・





2026年6月14日日曜日

文字、と、ことば

◆漢詩和歌快説講座◆庚申夜、述所懐
贈王山人-丁卯集(許渾集)全文原文及譯文-識典古籍

■ 2026-06-14
■ 日本経済新聞・土曜日・詩歌教養・漢字そぞろ歩き・阿辻哲次、は面白く読んでいる。
■ 今回は、秘宝となった手紙だった。
■ 文字を宝とするのは、例えば、宝石を宝とするより素晴らしい。
■ 三希堂、について知ったのは、「墨スペシャル創刊号・台北・故宮博物館の書」だった。
■ 王義之の書は有名だが、必ずしも、私の好みではない。
■ 好み、ではないが、黄庭堅の書はおもしろい。
■ 中国の書より、日本の書の方がいい。
■ 「季刊・墨スペシャル・王朝かな書道史」に見られる、伝・藤原行成筆・粘葉本和漢朗詠集などいいと思う。人丸の歌など書かれている。
■ これだけでどんな書か想像できないかもしれない。
和漢朗詠集 647 から 652 
ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に 島がけれゆく 舟をしぞおもふ  人丸
わたのはら 八十島かけて 漕ぎいでぬと 人には告げよ 海女の釣り舟  野
たよりあらば 都へいかで 告げやらむ 今日白河の 関は超えぬと
・・・ 許渾
・・・ 菅
沖なかの えざるときなき 釣舟は 海女や先だつ 魚や先だつ
■ 書は物がなければ分からない。書よりも歌そのものの方が宝だという感じがする。万人が自分のモノとして選び持つコトができる。
■ どの歌を宝とするかは、人それぞれだ。
■ 藤原公任がこれらを選んだ、その心は何か。
■ 二つの漢詩と、どのような関係か。
■ 「わたのはら」は百人一首にある。「ほのぼのと」は私からみれば、「あまざかる」の明石の方がいいと思う。
■ 漢詩は「庚申」に関する詩で、検索したら番号が多少違っていた。また、ひとつは菅原道真の詩だったことに気付いた。
庚申
643 贈王山人 年長毎労推甲子 夜寒初共守庚申  許渾
644 庚申夜所懷 己酉年終冬日少 庚申夜半曉光遲  菅原道真菅丞相