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2022年6月5日日曜日

地名のコト、春過ぎて夏きにけらし

■ 洗濯物が干してあるのを見て、衣更えの季節になった。
■ 夏が来たと感じる女の天皇の感性があった。
■ 季節の変わり目を感じるきっかけは人それぞれだろう。
■ たとえば、
  • はるすぎて なつきにけらし しろたえの 日傘くるくる まわし行く人  遊水
■ 上の句と下の句の論理的つながりとでもいうか、
  • 何により、夏が来た、と感じたのか
■ 天皇という最高位にあるものが、染色していない粗末な白い衣服、つまり、
■ 庶民の営みをみて、自らは衣服に困ることのない天皇が、
■ 間接的に、彼らを思いやった歌ととらえることができる。
■ ・・・
■ 歌の中の地名をその由来まで立ち返らなくてもいいものを
■ 「天の」などあるから「angel」などとする英訳がある。
■ まあ、アホだ。
■ ・・・
■ ちょっと現代風に書くと、
  • はるすぎて なつがきたんだ ホラ白の 日傘くるくる まわし行く人
■ 詩的ではないけれど、・・・
■ ・・・

2022年1月4日火曜日

「春過ぎて」を google 翻訳してみた。

■ 「英語で読む・百人一首」を見ると、わけの分からん英訳が見られる。
■ 衣替え、衣更え、を知らず、・・・
■ 日本列島の季節感を実感していないようだ。
■ 日本語文化が誤って伝えられる感じがする。
■ 自動翻訳が進んでいる今日、活用しおおよその意味を捉えるのも意味があるだろう。
■ 百人一首と万葉集・訓読みとは異なる。

 

日本語中国語、google 翻訳
 
  • 春過ぎて 
    夏来たるらし 
    白たえの衣干したり 
    あまのかぐやま

 
  • 春後
    夏天快到了
    烘乾白色衣服
    天神宮山

 

日本語英語、google 翻訳
 
  • 春過ぎて 
    夏来たるらし 
    白たえの衣干したり 
    あまのかぐやま

 
  • After spring
    Summer is coming
    Drying white clothes
    Amanokaguyama

     

 

■ 女性天皇が庶民の洗濯物を見て夏になったのだと気づいた。


2021年12月15日水曜日

百人一首 2番 持統天皇 白妙能 衣乾有

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 たみびとが ころもあらいて ほしたるか このまにしろく なつはきにけり  遊水

 

○ ○ ○

 

  • はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすてふ あまのかぐやま  百人一首

  • 春過而 夏來良之 白妙能 衣乾有 天之香來山  万葉集

  • はるすぎて なつきたるらし しろたえの ころもほしたり 天之香來山  遊水・訓

■ これが無難な訓読みではなかろうか。

■ 少し現代風にして、google 翻訳してみよう。

 

日本語英語、google 翻訳
 
  • 春が過ぎて
    夏が来たようだ
    (なぜなら)
    白い服を干している
    天之香具山

 
  • Spring has passed
    It looks like summer has come
    (because)
    Drying white clothes
    Mt. Amanoka

 

■ 「天之香具山 」を固有名詞として書いたつもりだが「Mt. Amanoka」と訳された。

■ 「Amano-kagu-yama Hill 」 にするのが適当。

  • リービ英雄著「英語で読む万葉集」2024-11-19、岩波新書には

  • 春が過ぎて夏が来たらしい。白い布の衣が乾してある、天(あめ)の香久山。

■ とある。

 

日本語リービ英雄著「英語で読む万葉集」
 
  • 春過ぎて

  • 夏来たるらし

  • 白妙の

  • 衣乾したり

  • 天の香具山

 
  • Spring has passed,
  • and summer seems to have arrived ;
  • garments of white cloth
  •                            hang to dry
  • on heavenly Kagu Hill.

 

■ 彼は現地で見たので山でなく丘と捉えている。

■ 海抜 152 m だが、近くの道路を基準にみれば、65 m 故、それが普通の感覚だろう。

■ しかし、次のような捉え方が出来ていないようだ。

■ 白洲正子著「私の百人い首」昭和51年12月15日、新潮選書

  • 私がこの歌からうけるものは、

  • 春雨がからっと晴れあがった翌朝、

  • 洗濯物を干した時のあの気持ちよさで、

  • むつかしい理屈は無用である。

■ 衣替えの時期になり、今まで着ていた冬服を脱ぎ、洗濯し干すという光景を見て、

■ 女性の天皇が庶民の生活を思いやっている。

■ この際、リービ英雄・訳について少し指摘するなら

■ おそらく「春過ぎて」の「て」を意識したのだろうけれど、

■ 春の次には夏が来るのは当然なので、and は不要、

■ 尾崎雅嘉著「百人一首一夕話」

  • 白妙と書く妙の字は仮字にて、万葉には多く白栲と書けり。

■ garments of white cloth と説明的に書かなくても、「白妙の」は単に white clothes でよい。

■ 現代のように化学染料がない時代だ。

■ 当時、染色がどのていど普及していたかを考えると理解できるだろう。

 

日本語  尾崎雅嘉著「百人一首一夕話 」英語、google 翻訳
 

民百姓共の白き着物が天の香具山のあたりに干してあるのがよく見ゆるという事にて、・・・

白妙とはただ白き色という事にて、ほかの色に染めぬ先の着物の色は皆白き故、・・・

 

It's easy to see that the white kimono of the people's peasants is dried around Mt. Amanoka, so ...

Shirotae is just a white color, and the color of the kimono that is not dyed in other colors is all white, so ...

 

 

 

 

 

 

2019年10月25日金曜日

四季の移り変わり、メモ

英訳・百人一首
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持統天皇
  • [原文]春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山 万葉集1巻の28番歌
  • [訓読]春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山
  • [仮名]はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほしたり あめのかぐやま 
■ この歌について、もう少し考えてみよう。

 つづく





  1. 春 から 夏  白栲の衣干
  2. 夏 から 秋  風の音
  3. 秋 から 冬  初雪、初霜
  4. 冬 から 春  鶯
■ 四季の移り変わりを詠んでいる歌は、・・・
  • 秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(古今169)藤原敏行



  • [歌番号]10/1824 
  • [題詞](詠鳥) 
  • [原文]冬隠 春去来之 足比木乃 山二文野二文 鴬鳴裳 
  • [訓読]冬こもり春さり来ればあしひきの山にも野にも鴬鳴くも 
  • [仮名]ふゆこもり はるさりくれば あしひきの やまにものにも うぐひすなくも 
  • [歌番号]10/1884  よみ人知らず・万葉集
  • [題詞]歎舊 
  • [原文]寒過 暖来者 年月者 雖新有 人者舊去 
  • [訓読]冬過ぎて春し来れば年月は新たなれども人は古りゆく 
  • [仮名]ふゆすぎて はるしきたれば としつきは あらたなれども ひとはふりゆく