2022年5月7日土曜日

花ぞ昔の香に匂いける

 花ぞ昔の香に匂いける

■ 百人一首をどのように読むかは人それぞれで花の香りの記憶もまたそれぞれだろう。
■ 梅の花もそのひとつだけれど、私としては
  • 金木犀、銀木犀
  • レモン
  • 沈丁花
  • くちなし
  • ・・・
■ 幾つかある。
  • 人はいさ心もしらずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける    貫之
  • 花だにも おなじ心に 咲くものを 植ゑたる人の 心しらなむ  返し
■ 詞書と返歌、応答のおもしろさはあるけれど、どうだろう。
  • 嫁ぎゆき 人はなけれど 沈丁花 春ぞ昔の 香に匂いける   遊水
■ こんなのがあってもいいかなと思う。