2026年3月27日金曜日

たえてさくらの なかりせば、「桜と月」と、「恋・こい・孤悲」の歌

■ 2026-03-27
■ 昨日は、ちょっと道に迷って、知らない所を歩いたのだが、古い桜の木があった。


■ この頁に一つのせた。
■ 写真として、うまく撮るのは難しい。
■ ところで、桜は昔から多くの句歌に詠まれている。
■ 色々あるが、表面的には、ただ桜を歌った感じでも、他の歌と併せて読むと、桜にことよせて読んでいたと分かるのもある。例えば、

よのなかに たえてさくらの なかりせば はるのこころは のどけからまし 在原業平
つきやあらぬ はるやむかしの はるならぬ わがみひとつは もとのみにして 在原業平
おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に 藤原俊成女 新古今集 恋二

■ 「月」は相手方の愛していた女性を表している。
■ 同様に「桜」も美しい・あの人を表し、今は会えない。
■ いっそ、会えないならば、いない方がこころ乱れず、静かに暮らせることだろうに、と。
■ 悲しい恋の物語。