2022年6月13日月曜日

歌ひとつ拾ってみた

歌ひとつ拾ってみた

■ 2022-06-11(土曜日)、日本経済新聞・朝刊の歌壇に次の歌があった。
  • ずっと好きでいた訳じゃない憎んだり嫌いになったり出来なかっただけ 東大阪 麻子
■ 57577ではない。
■ とりあえずかなで書いてみよう。
  • ずっとすきでいたわけじゃない
  • にくんだりきらいになったり
  • できなかっただけ
■ 若い人の歌のように思える。
■ 相手が誰か、
■ 女友達のような感じだ。
  • あんた あんなコと いつまで つきあってるの
■ そんな問いかけに応えたのかもしれない。
  • いいわけ短歌
■ 女友達だったとするなら、こんな歌にすることもない。
■ ただ付き合わなければ、次第にうすれてゆく。
■ しかし、
■ 他に、新しい友達もできないのかもしれない。
■ 「ずっと好きでいた訳じゃない」と最初に書いたのは、
■ 好きな時もあったけれど、ということなのか。
■ どこかの時点で、思い違いだった、と気が付いたのかもしれないし、
■ つきあっていて、次第に相手のことが分かってきたのかもしれない。
■ 本当は好きではなかった、というか、好きというほどでもなかったという感じか。
■ 「できなかっただけ」という言葉は、
■ 自分の弱さなのか、相手に対する、ある種の思いやりなのか。
■ とにかく、独り言ではなく短歌形式にした方がよい。
  • にくんだり
  • きらいになったり
  • できなくて
  • すきでもないが
  • すぎてきただけ
■ ふうむ
■ 相手が「配偶者」という場合も考えられる。
■ 好き嫌いということではなくて、別の関係もあるかな。
  • 憎んだり 嫌いになったり したくない 愛というには ほど遠くても
■ こんな感じかもしれない、と最初は思ったが、違うようだ。
■ しかし、どうでもいい、といえば、どうでもいい。
■ ただ、こうした歌で、心を表現しようとしているので、
■ 客観的に、その心理状態を自分自身で見直せば、
■ 独立した歌として作り上げることもできるのではないか。
■ 他の人にも、共通する問題でもあるからだ。
■ ・・・
■ 状況は全然違うだろうけれど、
■ オリビア・ハッセーと別れた布施明の歌を思い出した。
■ この歌詞は、もう少しどうかならないかと思うが、
■ 彼は歌がうまい。