2021年12月20日月曜日

百人一首 70番 良暹法師 いづくも同じ秋の夕暮れ

 百人一首 70番 良暹法師 いづくも同じ秋の夕暮れ

何処(いずく)とは。《「いずこ」の古形》
何処(いずこ)とは。《「いずく」の音変化、どこ。
いずこ
何処
where
what place
  • いずこも同じ:    be same everywhere
いずこも
どこでも
どこも
どこだって
■ 
どんな所でも
至る所
至る場所
■ さて、
  1.  百人一首 70番  寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ  良暹法師
■ 良暹法師 京の洛北・大原の里に庵を結ぶ
 
日本語英語、google 翻訳 ?
 

寂しさに
宿を立ち出でて
ながむれば
いづくも同じ 

秋の夕暮れ

 

To loneliness
Leave the inn
If you look at it
Same for all
Autumn dusk


■ こんな訳でいいのか。???
■ ただ家を出て見まわしただけなら、・・・
  • いつもと同じ  Same as usual
■ ということだ。
■ なにも変わらんことを歌にしてもしょうがない。
■ 歌にするだけの理由があるはずだ。
 
日本語英語、google 翻訳
 

良暹法師は大原に住んでいた。
彼は寂しかったので、(賑やかな)京都の街に出た。

ということに気が付けばいい。

しかし、誰も気づいていないのかもしれない。

彼が家に帰ってきたのは夕方だった。

彼は朝出発し、夕方には帰宅できる。
大原から京都までは歩いて往復可能な距離だ。

彼は行った。
しかし、彼は寂しさを紛らわすことも出来なかった。
彼は疲れただけだった。

何処も同じで、

秋の夕暮れは一層淋しく感じられた。
 

 

Ryozen lived in Ohara.
He was lonely, so he went out to the (lively) city of Kyoto.

You should be aware that.
However, no one may be aware of it.


It was evening when he came back.

He leaves in the morning and can return home in the evening.
It is a walking distance from Ohara to Kyoto.

He went.
But he couldn't get rid of his loneliness.
He was just tired.

Same everywhere,

The autumn dusk felt even more lonely.