2025年8月30日土曜日

冷凍の パンの形の いびつさよ レンジでチンと たいらに戻す  遊水

■ 2025-08-30
■ 日本経済新聞・土曜日・歌壇・俳壇、・・・
■ ザンビア・川端和夫さんの短歌にはいつも感心している。
■ そこで、今朝の一首。
  • 冷凍の パンの形の いびつさよ レンジでチンと たいらに戻す  遊水
■ ごく自然にできるのがいい。
■ そのままジャムをつけて食べるか。
■ さらに、トーストするか、その辺はその時の気分だ。

2025年8月29日金曜日

枕草子、枕、と、山の井、の話


■ 2025-08-29
■ 昨日は、梅田まで出て、1+2冊買い、1冊注文した。
■ いずれも枕草子、
  • 島内裕子・清少納言枕草子・ちくま学芸書房
■ この下、を少し読んだ。読みやすくオモシロイ。
■ 最後の段は
  1. 枕にこそは侍らめ    さば、得てよ
  2. 枕にこそは、し侍らめ  然は、得よ
■ 順に読んでみよう。


■ 2025-08-30
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■ 先に、「山の井」が分かりにくいな、と思っていたが、第172段は「井」の話だ。

清少納言  山の井、然しも、浅き例に、成り始めけむ。
訳 ・・・ 「山の井」は、歌に「浅くも」という言葉続きで詠まれるのは、どうしてそんな喩えになってしまったんだろう。「万葉集」にも「安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を我思はなくに」と詠まれている。 
 評 ・・・ 「井」は水が湧き出る泉のことで、井戸ののことではない。 

■ 島内裕子の本にこうあった。
■ なんだ、清少納言もこの時は分からなかったのか、と面白く思った。
■ 飛ばし読みせず、順に読んでゆくとこんなことにも気づく。
■ しかし、「山の井」の歌は第95段に出て来る。
■ そのときから、疑問に思っていたのだろうか。
■ 池田亀鑑の本には[168]段に、井は、がある。

井は、などさしもあさきためしになりはじめけん。

■ 大庭みな子の本には、この段はなかった。


2025年8月26日火曜日

久しぶり 光のどかな 春なのに 静心なく 恋は散るらん。 淋しくて桜吹雪の中に立つ

 light Snowfall【HD 1080p】 細雪。以前途中まで見ていた。今回最後まで見た。
A Fool Such As I  ドリス・デイ


マガジンをまるめて歩くいい日だぜ ときおりぽんと股で鳴らして(加藤治郎)

■ 2025-08-26



■ 百人首の遊び、・・・
■ わたせせいぞう、の作品を幾つか見て、幸せ作り、という感じなのかな、と思う。
■ 思い出作り、という言葉があったような。
■ そんなTV番組もあったようだが、TVは無いので、今知った。
■ 昔、an-non 族的な流行りもあったような。
■ ちょうど最近の外人の日本旅行のような。
■ 百人一首など、いにしえの歌は現実だったように思う。
■ ただ、そんな現実を、ちょっとずらしてみてもいいんじゃないか。
■ 自分だったらこう作る、の一つとして。


2025年8月21日木曜日

清少納言と斉信

■ 2025-08-21
■ 清少納言は歌がうまいとは思わないが、・・・
■ 例えば、枕草子・第135段、頭の中将斉信との短い話だけれど、この後、
  • われながらわが心をも知らずしてまたあひ見じと誓ひけるかな  清少納言
■ こんな歌を読むと、もう少し親しくした方がよかったのではないかという気もする。


2025年8月20日水曜日

清少納言は、ホンマに勝ったのか

■ 2025-08-20
■ 百人一首の清少納言の歌で、「行成の申し出をきっぱり拒絶した」即ち、この勝負、清少納言の勝ち、というのがおおかたの評価のようだ。
■ ホンマかいな、枕草子をちゃんと読んだのかと思う。
■ 清少納言は、319段にもあるように、史記に接する機会はあった。

孟嘗君 姓は田
田文夜半到達函谷關,關法有宵禁,規定要日出才開門,但時辰未到。
幸好門客中有人會假裝雞鳴,於是群雞齊鳴。
衛兵以為天亮了,於是打開關口,田文一行人便乘機出關。

■ 孟嘗君は、つまらん特技かもしれない、鶏の鳴き真似が上手い者も雇っていたので、夜は開かない函谷関の門を、鳴きまねで朝が来たと思わせて開かせ、逃げおおせることができた。
■ こんな故事の知識があったので、行成とのやりとりに
  • 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ  清少納言
■ と歌を詠みかえした。
■ よく知られている。
■ ところが、このあと
  • 逢坂は人越えやすき関なれば鳥鳴かぬにもあけて待つとか  行成
■ と返されている。
■ そもそも、「しるもしらぬも逢坂の関」なのだから「逢う」ということですなあ、と返り討ちになって、清少納言はこの歌に「返しもえせずなりにき」と敗北を認め「いとわろし」と書いている。
■ この段は、歌のやり取りもさりながら、行成は、当代の能書家として三蹟の一人に数えられるほど書が上手く、このときのやりとりの手紙は「いみじゅう額をさへつきて、とり給ひてき」即ち、床に額をつけるほどに懇願されて、人に渡してしまった、というような、いわば、人気のある人との親しみのある話だ。
■ 紫式部が清少納言は嫌いだなどと書いているからといって同調するのもどうかと思う。
■ この段をよく読めば、清少納言の良さがよく分かる。