■ 例えば、辞世は、一つだけ的だけれど、人それぞれで人の数だけある。
■ 百人一首も一つだけ、の典型だけれど、百首ある。
■ 以前、自分も、できれば、辞世の歌を詠めるようにした方がいいかな、と思っていたこともある。
■ 今は、「ひとつだけ」と、限定的でなくてもいいような気がしている。
■ そもそも、世に知られているわけでもないので、辞世を読むことの意味がない。
■ だから、一つだけ、を選ぶとすれば、ごく個人的な、一首、や、一句になる。
■ それでいいのではないかと思う。
■ なんだ、そんなものか、といわれたとしても、平気だ。
- ふっくらと これはおいしい たきかげん しんまいですよと つまのこえする // 遊水
- あおりんご あなたはいつも といかける 遊水
■ 一番親しい家族なのだから。
■ もっとも、短歌や俳句に限らず、なんでもいい、ひとつだけ、なら「君はまっすく僕の目を」かな。