2022年4月3日日曜日

「微笑み返し」と「Tennessee Waltz」

 「微笑み返し」と「Tennessee Waltz」

■  笑顔、え・がお
■ この「え」とは何?
■ この Tennessee って何?
■ それはさておき、
■ 微笑み返し、はシングル100万枚もヒットしたということだが、おかしなものだ。
■ ちょうど「あかとんぼ」を「童謡だから子供たちに歌わせたい」というのとよく似ている。
■ 歌詞の内容でなく、曲や、歌手とか振付とかに反応している。
■ 内容的にそれでいいのかね、という感じだ。
  • 微笑んで ペットを残し 卒業す
■ に書いた。
■ この歌は何度聞いても、おかしいところが、オモシロイ。
■ どのようにオモシロイかというと、この歌の意味を本当に理解して
■ 人々、特に、女の子たちがが歌っているのかと、ちょっと、疑問だからだ。
  • やさしい悪魔と 住みなれた部屋
■ 作詞者が、悪魔、と言うコト、それに疑問も感じてないかのように、あっけらかんに歌う。
  • 私、あの歌の踊りは完全に覚えたし歌えるよ
■ ということなのだろう。
■ 以前「アッシー君」という言葉もあった。
■ 時代的にはその頃だったのかどうか、まあ、いいけれど。
■ とにかく、当時の社会現象とか人々の意識についてのいわば実証だ。
■ この歌だけでなく、他にもあると思われる。
■ 次に、
■ Tennessee Waltz は歌手が女の場合は him でなく her にしている。
■ アメリカ人のその感覚、何なんだろう。
■ 友達に彼氏を stole されて、彼女たちが踊っているのを見ている。
■ それを思い出して、何が beautiful T.W. なのか、と思う。
■ 憎たらしいだけではないのか。
■ 女の人は、友達に彼氏をとられた夜の思い出が美しいモノなのか、
■ 理解できない。
■ 昔や今、そして、日本だけでなく、他の言語圏でのことばについて、比較して、
■ 共通点や論理性など考えると面白い。
■ 百人一首とは直接的に無関係なことを書いたが、
■ 言葉とは何か実に興味深い。
■ 今回、リンクした動画を聞いていて、
■ カーボーイ・ハットの男が歌う歌詞が自分が知っている歌詞と違うことに気づいた。
■ 彼は、
  • Only you know how much  I have lost
  • Yes I lost my little darlin'
■ と、歌う。女が歌う場合は、
  • introduced her
■ と、him をher に置き換えただけで、他はそのままにして歌うようだが
■ ここまで歌ってきて、
■ 女が相手の男のことを「my little darlin'」というのかね。
■ おかしいでしょう。
■ him のままで、男の心を歌う歌に共感して歌うことにした方がいいように思う。
■ 日本では、女ごころ、を男が歌う歌はたくさんあるし、
■ 男の心意気、を歌う女の歌手もいる。
■ 歌は歌手自身とは直節関係ない。
■ シンガーソングライターのように同じ場合もあるが、作詞者は別の場合の方が多い。
■ 歌手は映画俳優が役を演じるのと同じなのだ。
■ 私が「浅野準・編、1001 Popular Songs」で参考にしていたのは
  • ©1948
  • introduced him
  • ・・・
  • Now I know just how much I have lost
  • Yes, I lost my little darlin'
■ この方が意味的にはすっきりする。
■ カーボーイ君の歌詞では
■ Only とあるので間投詞の「you know 」ではないようだし、「 you 」って誰、という感じだ。
■ まあ、「only you 」で、あなただけが、知っている、と、
■ 彼が愛していた女である「 my little darlin'  」をさす文脈だ。
■ もし、その自分から離れた女だけが知っているということなら、何かおかしい。
■ 彼は歌を聞いている人に訴えているのでないだろう。
■ 知っているのは歌っている自分自身なのだ。
■ 女が彼の心の痛みを気にしているはずはないのだから。
■ まさに、
  • Now I know just how much I have lost
■ ということで、「 introduced him 」と、旧友だからといって、軽い気持ちで、
■ あるいは、自慢するつもりで、友達に彼女を紹介したのを後悔している。
■ そして、女がまさか、自分より彼を選ぶとは思ってみなかった。
■ 「  my little darlin'  」ではなかったと、
  • Now I know just
■ 今、思い知ったのだ。
■ 比較して、いい方を選ぶという現実的な女の選択が
■ 正しかったかどうかはこの時点では分からないけれど、ちょっと出会ってすぐのことだったから
■ 彼としては、彼の意志ではなかったとしても、女と別れられてよかったかもしれない。
■