■ 定家の選は、全て凡作だからという姿勢の新撰・小倉百人一首よりも、積極的にいい歌を取り上げようという姿勢の、塚本邦雄・王朝百首の方が楽しく読めそうだ。パラパラ読みすると遊び心もあり、ま、ゆっくり読むことにしよう。
■ さて、全て、定家が詠んだと考えると、印象が変わる。例えば、紫式部の歌。
ながながし夜をひとりかもねん
めぐり逢ひて 見みしやそれとも わかぬ間に雲隠れにし 夜半の月つきかな
ふり行くものは我身なりけり
■ 詞書がなければ、相手は誰か、想像することになっていたかもしれない。
■ 消去方で考えてふさわしいのは、式子内親王だと仮定すると、彼女は、どんな歌を詠んでいるのか探してみたくなる。
■ 百人一首遊び