2016年1月4日月曜日

俳句の作り方。句の動き

■ 色々な考え方がある。
■ 「この言葉は動かない」、即ち、その句で重要な言葉がある。
■ 更に、・・・
■ 句全体として、もうそれ以外はない、という感じがいいのか、どうなのか。
■ 例えば、・・・
■ 次の、[1],[2]のどちらがいいか。
  1. 友からの 洒落た賀状の 図柄かな
  2. 友からの 賀状の洒落た 図柄かな
■ これらは、意味的には、・・・
  1. 友からの 洒落た 賀状の図柄かな
  2. 友からの賀状の 洒落た図柄かな
■ 賀状だから、文字、絵、写真、他、と・・・
■ まず、書かれている、あるいは描かれているのだから、「図柄」というのは不要だろうな、・・・
  • 友からの賀状の 洒落た 色使い
  • 友からの賀状の 洒落た 俳句かな
■ 例えば、こんな風にも変化できるが、・・・
■ 「洒落た」を使う限り、
■ その範囲は限られてくる。
■ そういうことからすれば、[2]より[1]の方がいい。
■ つまり、「図柄」をもっと多くの他の言葉に替えることができる。
■ 動きがでる。
■ まあ、色々考えられるだろう。
■ 例えば、・・・
  • 友からの洒落た賀状の 図柄かな
  • 友からの洒落た賀状の 届きけり
■ このようにも変えられる。
■ ただ、賀状は届いて当たり前だから、「届きけり」はない。
■ しかし、色々考えられる。
  • 友からの洒落た賀状になごみけり
  • 友からの洒落た賀状に思い出す XXXXXXX XXXXXXX
■ 短歌に拡張することもできる。
■ このように動きのある作り方が考えられる。
■ だが、それでは、類句が山とできるだろう、ということも言える。
■ ・・・、だったら、・・・
  • どないせえ、ちゅうねん。
■ ということもいえるが、・・・
■ ことばというものは、面白いのだ。