■ 2025-09-26
■ 2025-09-23
■ 午前4時から、ラジオで、アルフィーの人が話している。
■ 知らないので、ちょっと聞いてみた。
■ 世の中、自分が知っていることなどしれたものだ。
■ さて、話変わって、・・・
■ 徒然草・第百三十八段に、・・・
周防内侍が、
かくれどもかひなき物はもろともにみすの葵の枯葉なりけり
と詠めるも、・・・
枕草子にも、「来しかた恋しき物、枯れたる葵」と書けるこそ、いみじくなつかしう思ひ寄りたれ。
・・・
■ 池田亀鑑校訂・枕草子を見ると、三十段に、・・・
すぎにしかた恋しきもの、枯れたる葵。・・・
■ と、ある。
■ 島内裕子の枕草子は、上・下の「下」の方は読んだが「上」の方はまだだった。
■ 開いて見ると、「評」に
おそらく、兼好はよほど「枕草子」のこの段に触発されたのだろう。時空を隔てた、一対の男女による、限りなく美しい二重奏、・・・などと書いている。
■ 要するに、兼好は枕草子を読んで、清少納言に共感している。
■ と575の句にしたこともあった。
■ こういう句の場合、季語が必要だとも思わない。
■ 俳句に分類されなくてもいい。
■ 紅葉とか植物を栞にすることもあり、懐かしさは個々人のもので自分の思い出なのだ。
■ また、私は、その一つ前の段を読んで、・・・
■ こんな句も作っていた。数えると、33句だった。
■ どこに書いたのか、
- 本が届いた 「君はまっすぐ僕の目を」を開いて見た。
「僕はこうして古典に遊んでいる」
まえがき
・・・
枕草子はよく知られているが、最初から最後まで読み通した人は案外少ないかもしれない。かなりの量だ。十七文字の俳句形式にすると覚えやすいので、逆にこれらの句が枕草子を再読するきっかけになったらいいと思う。
■ そして、今、また、枕草子をぼつぼつ読んでいる。
■ 六六段 草は菖蒲。菰。葵、いとをかし。
■ こんな記述もある。また、・・・
■ 三九段 節し五月にしく月はなし。菖蒲・蓬などのかをりあひたる、いみじうをかし。
■ 菊も柱に飾りつけたようだ。
■ 徒然草は説教めいてあまり好きではない。
■ 鴨長明と混同した時があって、どうだったかと確認した。
■ 丸谷才一・新々百人一首には、鴨長明の歌が選ばれている。
- 山おろしに散るもみじ葉やつもるらん谷のかけひの音よわるなり 鴨長明
■ 鴨長明の歌は、新古今和歌集にも、ざっと見ると、6、7首採られている。
■ 枕草子と、鴨長明の方丈記の
10 いおりの四季
11 山居の生活
■ などには共通するものがある。
■ 彼らばかりでなく日本人としてはよく分かる心だろう。
一期のたのしみは
うたたねの枕の上にきはまり
生涯の望みは
をりをりの美景にのこれり
■ ついでながら、現代語訳の方丈記には、沙弥満誓の歌として、次の1」が記載されていた。
■ 私の記憶と違っていたので、一応、万葉集に当たってみた。2」だ。
- 世の中を何にたとへむ朝ぼらけ漕ぎ行く舟の跡の白波
- 世間乎何物尒将譬旦開榜去師船之跡無如 沙弥滿誓 巻3-351 この世を何にたとえよう。朝に港を出ていった船の引く跡が、すぐ消えてしまうようなものだ。世の間を何に譬へむ朝開き漕ぎ去にし船の跡なきがごと
■ ・・・跡なきがごと、の方がいいように思う。
■ 漕ぎ去にし船、の部分は、・・・
- 世の中を 何にたとえん あさぼらけ 漕ぎゆく舟の 跡なきがごと 遊水、改
■ また、琵琶をかきならして、源都督、即ち、桂大納言源経信朝臣の仲間入りをする、とある。
■ 琵琶の曲だけでなく、次の歌も思い浮かべていたか、どうか、・・・
- 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く 源経信
■ 吉田兼好は、・・・まあいいか。