■ 世の中には、おかしなことがたくさんある。
■ ひとつは、言葉の意味、に関すること。
■ 言葉は、基本的に重要だが、多くの人が使うため、おかしなこともある。
- そっとてを ひらいてみせる ほたるかな 遊水
- ほらねと少女 微笑みながら
■ 俳句は短いものだから誤解しやすい。
■ このように、俳句に下の句をつけると、「少女」と書いているのだから、だれも「手を開いた」のが成人男性の私だとは思わない。
■ しかし、下の句をつけないと、多くの人は誤解したままだろう。
■ 「そっと手を ひらいてみせる」しぐさには「やさしさが」ある。それを感じ取れるかどうかだけれども、「見せる」という言葉で、句を作った人が見せていると反射的に思ってしまうのだろう。見せられた私が、見せてくれた少女のことを詠んでいる。
■ この例は、些細なことだけれど、俺が、私が、と主張する人には分からない。
■ 詩歌は、人の立場に立って作ることも、当然、ある。小説と同じだ。
■ 俳句や、短歌を詠むのは、やはり、伝えたい何かだけれど、分かってもらえなければ意味はない。それは散文でも同じだ。
■ それで、議論などせず、せめて明日の私に分かるように書いておこう。
■ あしたには、もう一人の私が出てくるかもしれない。
■ 対象が、百人一首の歌だとしたら、千年前の人の心を、理解したことになろ。
■ 例えば、持統天皇の歌。
■ 多くの解説書は、理解してないように思われる。
■ 他にもたくさんある。
■ 小倉百人一首自体に関する解説も、おかしいのが多い。