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2025年5月17日土曜日

母逝きて 今はかえらぬ 日々なれば 悲しみ色の 秋風ぞ吹く



■ 2025-05-17
■ 2025-05-16
  • ■ 「色々」を「いろいろ」とするのは日本語の文化が貧弱になるように思われる。
■ 「いろいろ」って何ですか、と訊かれたとき、どう応えるかだ。
■ 言葉は単なる「用具」ではない。長い時間と多くの人によって使われてきたモノだ。
■ そこで、ちょっと思い出した。
■ 自分が書いた短歌に、どのように書いたかを忘れていた。
■ それで、思い付きで、ひとつ書いたが、振り返ってみると、「身にしむ色」だった。

秋風はいかなる色の風なれば身にしむばかりあはれなるらむ   和泉式部
しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く     藤原定家
母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水
母逝きて 今はかえらぬ 日々なれば 悲しみ色の 秋風ぞ吹く   遊水

■ 並べてみると「悲しみ色」の方がいいかもしれないと思う。
■ 「色」の使い方で

いろみえで うつろふものは よのなかの ひとのこころの はなにぞありける  小町

■ 小野小町は人の心をよく読んで表現している。
■ 当時と現在では、ことば、の数が違うかもしれない。
■ 「悲しい」という言葉がなかったのかもしれない。
■ あるかないか、よく知らないが、研究対象にしてもいいかもしれない。
■ 現代に生きていたら、どんな歌になるのか、考えてみたが、難しい。
■ 「色」の歴史が古いからだろう。
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■ ついでながら、
色即是空
■ この場合の「色」はどんなイロでしょうね。
■ 三蔵法師の時代の文字だから、「色街」のイロだろう。
■ 色は色彩の色ばかりではない。
■ 色即是空 空即是色、と玄奘 は翻訳したが、当時は性的乱れがひどかったのだろう。
■ この経文は論理的には不完全だが、
■ 「色」を目に見えるものととらえると、視覚ばかりでなく聴覚、触覚、感覚など
■ いわゆる五感による捉え方もあるので、目で見えるものが全てではないことをブツダは教えていたのかもしれない。
■ 要するに、対象などをちゃんと正しくとらえなさい、と。
■ そうすると、モノみな「空」であることが分かる、と。

2022年9月13日火曜日

身にしむ色の秋風

■ 日本経済新聞・夕刊・あすへの話題、小島かおり、にこんな歌があった。
  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 若き日は見えざりしこの風のいろ身にしむ色の風の秋なる  小島かおり
■ さて、これらを読んで、私も一首
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水

2022年9月16日金曜日

音色、色、color、身にしむような秋風ぞ吹く

  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水
■ 「色」や「color」というとらえ方は、いわば人間のごく基本的な認識のひとつだ。
■ と書いた。
■ 音色、と言う言葉で分かるように、色彩の色ではない。
■ 上に挙げた歌では、・・・
  • 身にしむような
■ としてよい。
■ 英語だけでなく、他の言語でも「色」と同様な使い方がなされるかどうなんだろう。
  • 色無き風
■ このような言葉が使われると混乱するだろう。
■ 元々、風に色があるわけではない。
■ ついでながら、「風」という言葉も古いと思われる。
  • 和風、洋風
■ というような場合、自然現象としての風ではない。

2022年9月14日水曜日

身にしむ色の秋風ぞ吹く、「色」という言葉について

■ 先に、小島かおりさんのコラムの歌について取り上げた。
■ 彼女は「色」という言葉を、絵の具の色のような「色」としてとらえていたようだ。
■ 色という言葉は古く、広く長く使われている間に、色々・様々な使い方がされてきた。
■ 単に、絵の具の色のような色ばかりではない。
■ 例えば、
  • 音色
■ この場合の色はどんな色ですか。
■ この「音色」の色について考えてみるといいでしょう。
  • 顔色、をうかがう
■ こういう使い方もする。
■ いちいち私がここに書かなくても辞書引けばすぐ分かることだ。
  • 百人一首 040 平兼盛 忍れど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで
■ この歌も同様だ。
■ これは英語の場合でも似たようなもので、
■ 表現としての言葉は違うが、使われ方はごく基本的には同じだ。
■ つまり、
■ 「色」や「color」というとらえ方は、いわば人間のごく基本的な認識のひとつだ。
■ 昔、こんなことも書いていた。


2022年9月17日土曜日

言葉の広がり、メモ。「色」「風」の他に、「味」「力」

■ 
  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水
■ 「色」はこの場合、例えば「ような」としてよい。

 「色」「風」の他に、例えば

  • 味、味覚の味ではない使い方。切れ味、味がある、味なことやる、・・・

  • 力、腕力というような意味でなく、影響力、経済力、政治力、女子力

■ 「色」と同様に、「味」という言葉も日本語に限らず言葉としての広がりがあると思う。

  • 色 color

  • 味 taste

■ たまたま、朝刊の折り込み誌に時計の広告があった。

  • ミリタリー・テイスト

■ とある。

  • 調

■ 色や味、のようにごく基本的な言葉は、色々な意味合いに使われる。

  1. あじ・わい

  2. にぎ・わい

  3. なり・わい

■ 思いつくまま「XX・わい」という形の言葉を並べてみたが、これらをひとくくりに考えていいのかどうか。





2023年8月23日水曜日

風と色の話


■ 2023-08-23
■ 風も色も同じだ、というと「んっ?」というコトだろうけれど、・・・

風景
景色

■ 同じことだ。

風 かぜ、ふう
色 いろ、しき、しょく

■ 私の場合、政治や、社会や、思想、などではなく、・・・
■ 興味の対象は、言葉、だ。
■ 以前、google がすべての本を自動読み取りするコトをやり始めていたが、・・・
■ 著作権の問題で、やめたのか、今でも密かにやっているのか、どうか、・・・
■ AI技術が進化したとき、過去の本がコンピュータ処理されれば、論理とか歴史とか社会構造などが俯瞰できると思われる。
■ 本ばかりでなく、新聞なども含み、文字ばかりでなく、写真、絵画、画像、映像、漫画、劇画なども対象にすることができる。
■ イラスト、設計図、色々あるだろう。
■ 法規、材質、規格、目的などの組み合わせで、建物、構造物の最適設計でき、・・・
■ 化学的物質の生成も対象になることだろうし、・・・
■ 自然条件、気候変動、なども含めると都市設計など、まあ、色々拡張・応用できる。
■ すでに部分的に実現している。
■ 作り出すことができるというコトは、可能性も考えれば、予測することでもある。
■ ・・・
■ すべての書籍でなくても、・・・
■ 少なくとも、総ての辞書、辞典をコンピュータ化すればよい。
■ ただ、総てでなければ、偏りがでるだろう。
■ ・・・
■ さて、例えば、

和風
洋風

■ こんな使い方で、風は吹く風ばかりではないということが分かる。
■ 言葉が、いつ、どのように使われたのか、あるいは、使われなくなったのか、興味あることだ。
■ 先に、・・・
■ こんな頁を書いた。
■ ・・・
■ ことば、というモノは面白い。