■ 2025-09-08
■ 藤原実方は藤原行成の冠を叩き落として、「歌枕見て参れ」と陸奥の国に左遷された、京に戻ることはなかった、という逸話があるようだ。
時のまも心は空になるものをいかで過ぐしし昔なるらむ 藤原実方(拾遺850)
世の中いとさわがしき年、とほき人のもとに、萩の青き下葉の黄ばみたるに書きつけて、六月ばかりに
これを見ようへはつれなき夏草も下はかくこそ思ひみだるれ 清少納言(続千載1073)
萩の葉の うへはつれなき 夏草も しもはかくこそ 思ひみだるる 遊水
■ 枕草子・111段 or 114段・関は、がある。
■ 「ただごえの関、と、はばかりの関とでは、ことばからひきだされる連想が大ちがいだ」と、大庭みな子は訳している。
■ 「はばかりの関」という名前はよく知られているのだろうか。
■ 藤原実方に次の歌がある。
■ 二人に関係はいかに。