2025年9月7日日曜日

百人一首と百人秀歌の並び


■ 2025-09-07
■ こんなことを書いた。

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■ 阿倍仲麻呂の歌は百人一首では、7番目にある。
■ 小野篁の歌は、11番だ。
■ なぜ離れているのか。
■ というのも、万葉秀歌では、6番と7番に続けてある。
■ この方が分かりやすい。

■ 遣唐使関連だからだ。
■ 百人一首の清少納言の歌は、62番目にある。
  • 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ  清少納言
■ この歌は藤原行成とのやりとりの際の歌だ。
■ しかし、行成は書はうまかったようだが歌は下手だった。
■ 前後は、

61 いにしへの奈良の都の・・・  伊勢大輔
63 今はただ思ひ絶えなんとばかりを・・・  左京大夫道雅

■ 関連性が低い。
■ 鎖は前後とのつながりだ。百人一首も同じ、関連性は何かを考えた方がよい。
■ 百人秀歌では、

59番 藤原公任
60番 清少納言

■ と並んでいる。
■ この関係性は何か。
■ 和漢朗詠集・香炉峯の雪、の関係かな、とも思う。
■ 清少納言の話としてこれも有名だ。
■ 百人一首と百人秀歌の並びをよく見るといい。
■ どちらが後に作られて、どちらが定家の意図に沿っているかが考えられる。