- しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く 藤原定家
- 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く 橋本遊水
■ 「色」や「color」というとらえ方は、いわば人間のごく基本的な認識のひとつだ。
■ と書いた。
■ 音色、と言う言葉で分かるように、色彩の色ではない。
■ 上に挙げた歌では、・・・
- 身にしむような
■ としてよい。
■ 英語だけでなく、他の言語でも「色」と同様な使い方がなされるかどうなんだろう。
- 色無き風
■ このような言葉が使われると混乱するだろう。
■ 元々、風に色があるわけではない。
■ ついでながら、「風」という言葉も古いと思われる。
- 和風、洋風
■ というような場合、自然現象としての風ではない。