2022年10月12日水曜日

「静心なく」を逆に言えば

 「静心なく」を逆に言えば

■ 今は、秋の渡りの時期だ。
■ 昨日は、ノゴマを期待して行ったが、見られず
  • エゾビタキ
  • コサメビタキ、珍しく、トイレの前の舗装された道や広場に降りて餌を採っていた。
  • キビタキ・メス・タイプ
  • ツツドリ
  • モズ
■ を撮った。エナガが群れて飛んでいた。
■ ツツドリは以前ツツドリの丘でよく見られた。
■ 同じ頃ノゴマも見られる。
■ こうした野鳥撮影に出る前に、百人一首の話などを書いている。
■ 渡り鳥は飛んで行ってしまうけれど、昔の歌は、いつでも見られるので、
■ 秋に春の歌を見ることもある。
■ あるいは、季節が違う方が、より客観的にみることもできるかもしれない。
■ ということで昨日の続きだ。

*  *  *

■ 「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ  紀友則 」
■ 百人一首にこんな歌がある。
■ いい歌だと思う。
■ この歌の心を知るためには、違った視点で見ることも意味があるように思う。
  • しづ心なく
■ これは
  • あわただしく
■ ということであろうし、花が「静心」をもってない、と擬人化的表現だ。
■ 見ている方としては、「しずごころなく」でなく
■ 落ち着いて咲いていて欲しいのだから、
■ 「心が乱されている」と捉えることもできる。
■ だから、
  • ひさしぶり ひかりのどかな はるなのに 
  • こころみだして はなはちりゆく  遊水
■ こんな歌にしてみた。
■ 立場を逆にしてみたということだ。