2022年9月27日火曜日

楊貴妃と3人の姉、補足、2022-10-01

■ 先に、
■ 要するに、楊貴妃の姉の「虢国夫人」に興味を持って、どんな絵か、
■ この絵から何が読み取れるか、それについて書いた。
■ いわば、推理小説ということだが、「小説」、つまり「作り物」ではない。
■ 読む人が、スマホ&パソコンを使用することで、同時に考えるコトができるようにしている。

つづく

■ 2022-10-01
■ 以前は、
■ 紙の本だと、例えば URL**を表示しても、そこから簡単にリンクできなかった。
■ **Uniform Resource Locatorとは、インターネット上のホームページ(Webサイト)やファイルの位置や情報を示すモノ
■ スマホ等、移動端末の機能が充実して、容易に読み取り・リンクが可能となった。
■ URLばかりでなく、QRコードも同様に読み取り可能となった。
■ 要するに、情報の媒体が「紙」であっても、
■ インターネットを介して外部情報との連携が取れるようになるので、表現の世界が広がったと言える。
■ 例えば、歌に関するリンクを最初に書いておくと、音楽を聴きながら本を読むこともできる。
■ また、例えば、名は知らないが、きれいな花が咲いていた。
■ こんな花だ、と画像で説明することもできる。
■ このようにすることで、作者と読者との関係がより深いものになると思われる。

2022年9月17日土曜日

言葉の広がり、メモ。「色」「風」の他に、「味」「力」

■ 
  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水
■ 「色」はこの場合、例えば「ような」としてよい。

 「色」「風」の他に、例えば

  • 味、味覚の味ではない使い方。切れ味、味がある、味なことやる、・・・

  • 力、腕力というような意味でなく、影響力、経済力、政治力、女子力

■ 「色」と同様に、「味」という言葉も日本語に限らず言葉としての広がりがあると思う。

  • 色 color

  • 味 taste

■ たまたま、朝刊の折り込み誌に時計の広告があった。

  • ミリタリー・テイスト

■ とある。

  • 調

■ 色や味、のようにごく基本的な言葉は、色々な意味合いに使われる。

  1. あじ・わい

  2. にぎ・わい

  3. なり・わい

■ 思いつくまま「XX・わい」という形の言葉を並べてみたが、これらをひとくくりに考えていいのかどうか。





2022年9月16日金曜日

音色、色、color、身にしむような秋風ぞ吹く

  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水
■ 「色」や「color」というとらえ方は、いわば人間のごく基本的な認識のひとつだ。
■ と書いた。
■ 音色、と言う言葉で分かるように、色彩の色ではない。
■ 上に挙げた歌では、・・・
  • 身にしむような
■ としてよい。
■ 英語だけでなく、他の言語でも「色」と同様な使い方がなされるかどうなんだろう。
  • 色無き風
■ このような言葉が使われると混乱するだろう。
■ 元々、風に色があるわけではない。
■ ついでながら、「風」という言葉も古いと思われる。
  • 和風、洋風
■ というような場合、自然現象としての風ではない。

2022年9月14日水曜日

身にしむ色の秋風ぞ吹く、「色」という言葉について

■ 先に、小島かおりさんのコラムの歌について取り上げた。
■ 彼女は「色」という言葉を、絵の具の色のような「色」としてとらえていたようだ。
■ 色という言葉は古く、広く長く使われている間に、色々・様々な使い方がされてきた。
■ 単に、絵の具の色のような色ばかりではない。
■ 例えば、
  • 音色
■ この場合の色はどんな色ですか。
■ この「音色」の色について考えてみるといいでしょう。
  • 顔色、をうかがう
■ こういう使い方もする。
■ いちいち私がここに書かなくても辞書引けばすぐ分かることだ。
  • 百人一首 040 平兼盛 忍れど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで
■ この歌も同様だ。
■ これは英語の場合でも似たようなもので、
■ 表現としての言葉は違うが、使われ方はごく基本的には同じだ。
■ つまり、
■ 「色」や「color」というとらえ方は、いわば人間のごく基本的な認識のひとつだ。
■ 昔、こんなことも書いていた。


2022年9月13日火曜日

身にしむ色の秋風

■ 日本経済新聞・夕刊・あすへの話題、小島かおり、にこんな歌があった。
  • しろたへの袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞ吹く  藤原定家
  • 若き日は見えざりしこの風のいろ身にしむ色の風の秋なる  小島かおり
■ さて、これらを読んで、私も一首
  • 母逝きて はや幾年か 忘れども 身にしむ色の 秋風ぞ吹く  橋本遊水

2022年9月6日火曜日

日本経済新聞・夕刊・あすへの話題 2022-09-06 秋来ぬと


  • 秋来ぬと眼にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる  藤原敏行
  • ボケたりと目にはさやかに見えねども物忘れにぞ驚かれぬる  小島ゆかり
■ うまいものだ。
  • ゆかりさん どんなかたかは しらねども 
  • 機知あるうたに おどろかれぬる  遊水