2022年5月29日日曜日

百人一首・百年、千年

百人一首・百年、千年

■ いくとせの つきひなりしか いまはもう つきひはしらず こいしかるらん
■ 百年、千年
  • ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なおあまりある むかしなりけり
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  • 千年の 昔の和歌を 我読みて 偲ぶ心を 偲びたりけり
  • 千早古 神代にあらず 人の世の 心は今も 歌の言葉に  遊水
■ 「ちはやふる かみよもきかず たつたがわ・・・」
■ こんな歌が作られたとき、千年前と言えば、遠い昔であり
■ 奈良時代に書かれた古事記でいうような神代と認識されていたのだろう。
■ 令和の現在から見ると、千年昔といっても、神代の時代ではなく、人の世の時代であり
■ 千年昔の人の気持や意識が歌に詠まれている。
■ 例えば、万葉集 1888 に
  • 冬過ぎて 春し来たれば 年月は 新なれども 人は古りゆく
■ こうした感じは今でもそのまま通じる。
■ こうしたことから、古典は言葉のあふれた今の世の歌より参考になるものも多い。
■ 生きた言葉だからだ。
■ 参考
  • 令和4年 2022
  • 鎌倉時代 1192
  • 平安時代   794
  • 奈良時代   710