2022年5月16日月曜日

夕浪千鳥

 夕浪千鳥

■  自分の言葉で詠んでみる。
  • さざなみや しがのみやこは あれにしを むかしながらの やまざくらかな  平忠度
  • あふみのうみ ゆふなみちどり ながなけば こころもしぬに いにしへおもほゆ  柿本人麻呂
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  • いにしえの みやこのあとは いずこなる ただみずとりの なみにむれなく  遊水
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  • [歌番号] 03/0266
  • [題詞] 柿本朝臣人麻呂歌一首
  • [原文] 淡海乃海 夕浪千鳥 汝鳴者 情毛思<努>尓 古所念
  • [訓読] 近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ
  • [仮名] あふみのうみ ゆふなみちどり ながなけば こころもしのに いにしへおもほゆ
■ 「夕浪千鳥」
  • 時、夕方
  • 場所、琵琶湖・湖面
  • 千鳥、たくさんの鳥、シギ・チドリ類ではないだろう。
■ シギ、チドリ、は干潟・水辺に群れて生息する。
■ 例、ハマチドリ
■ 水に浮く鳥、浮寝鳥、ガン・カモ類、カモメ
■ 都、賑やか
■ 水鳥の鳴き声、賑やか、騒々しく、うるさくも聞こえるだろう。
■ ここまで書いて、以前も何か書いていたので、見てみた。
■ 琵琶湖は、鳰の海、とも言われるので、
■ 人麻呂の「千鳥」にこだわらなければ、カイツブリの声が聞こえたとしても抒情はある。
■ カイツブリやバンなどはカモ類と同じような水かきではない。
■ オオバンは群れている。
■ カイツブリは「千鳥」というよほど群れていない。