2023年6月30日金曜日

たちばなあけみ、って女の人かと思った、と言う

■ 2023-06-30
■ 知ってる?、と言う。
■ ん、うん。
■ ラジオでやっていたのよ、・・・
■ 全部は読んでないが岩波文庫がある。
■ まあ、一つぐらい覚えたら、と手渡した。
■ いつだったか、クリントンの演説を書く人があげていたような、↑
■ ・・・ということで、一首
  • 楽しみは 橘曙覧の 歌を読み 自らひとつ 歌を詠むこと  遊水
■ このように、
  • なになには
■ と、ひとつ覚えのように書き出すといろいろできる。
■ 例えば、こんな頁を書いた。
■ ここでは、なになに・は、ではなく観覧車だけれど、まあ、似たようなものだ。
■ 私が、橘曙覧のことを知ったのは昔のことではなく、白川静さんの本を読んでからだった。確か同郷のようなことを書いていた。

2023年6月15日木曜日

子規、と、川柳

■ 2023-06-15
  • 岩橋邦枝の・誹風柳多留・集英社文庫
■ 適当に読んでいると、次の句があった。
  • 物指で雪をつつ突く日記づけ / 積もった雪の深さを計って、日記へ書き込む。・・・
■ なるほど、なるほど、である。
  • いくたびも 雪の深さを 尋ねけり  子規
■ 以前もどこかに書いたような気がして、みると、あった。↑
■ 他にも同様のことをしているかもしれない。

2023年6月11日日曜日

歌、と、句、うれしさに白菜さくさくさくさくと 遊水

■ 2023-06-10
■ 高野公彦編・現代の短歌の、馬場あき子、をざっと見てみた。
■ 最後にこんな句があった。
  • 直情のごとき葱の香きまじめに生き来し寒さ思へ静かに  馬場あき子
■ 先日亡くなった、黒田杏子に葱の句があったような気がして、一応 google った。
  • 白葱のひかりの棒をいま刻む  黒田杏子
■ 俳句と短歌の違いだろうけど、どうなのか。
■ 人それぞれに言語空間はある。
■ 葱の句や歌を作ったことはないが、・・・
  • うれしさに 白菜さくさく さくさくと  遊水

2023年6月10日土曜日

句,歌



■ 2023-06-10
■ 今日、土曜日の日本経済新聞・夕刊に句と歌があった。
  • 翌日しらぬ身も楽しみや花に酒   井上井月
  • さくら花幾春かけて老いゆかん 身に水流の音ひびくなり  馬場あき子
■ ・・・ふうむ
  • 倒るまで 色は変わらず さくら花 はな見る人は 老いにけるとも   遊水
  • ゆくかわの ながれはたえず しゅんじゅうの うつろうときの さみしかりけり 遊水

2023年6月8日木曜日

片道切符


■ 2023-06-08
■ 英語では、恋と愛の違い、はない、・・・?
■ 恋の片道切符、という歌があったな、と思い、聞いてみたが、・・・
■ ちょっと、違っていた。
■ この日本語の題から勘違いしたのだ。
  • 恋への片道切符、ではなく
  • 恋から逃避の片道切符、だった。
■  しかし、まあ、元々、状況としては、・・・
  • 恋から愛の段階へ進む
■ 恋は片思いで、愛への過程であり、愛は互いの気持ちが合った、状態だ。
■ そして、振られた、というか、愛に至らなかった場合が、この片道切符だった。
■ まあ、だいたい、うまくゆかない。
■ 勝手に思っているだけだからだ。
■ 肝心なのは、自分の気持ちではなく、相手の心だから。



2023年6月7日水曜日

小野小町、メモ

■ 2023-06-07
■ 昨日の日本経済新聞・夕刊に、高橋のぶ子、小野小町を描く新作長編、として
■ 桂星子、との名で記事があった。
実作としてはっきり伝わるのは「古今和歌集」の18首のみ
■ こんなことが 書かれていた。これが高橋のぶ子の言ったことか、桂星子が書いたことか、
■ よく分からんが、例えば、
島津忠夫訳注・新版百人一首には「古今集」「後選集」にとられた22首が確実な作と言える
■ ・・・と、ある。
■ まあ、このあたりは学者の言うコトの方が信用できそううに思う。
■ 高橋のぶ子は、先に「小説伊勢物語 業平」を書いたことからでもあるのか、・・・
ふたりを男女の仲ではなく、歌の朋友と描いた。
「これは私の願望です」
■ ・・・と。
■ このあたりが、小説の限界だといえよう。
■ 塩野七生は「ローマ人物語」23・危機と克服[下]・新潮文庫・一つの「計器」の項で
作家だからと言って勝手気ままに書くわけではなく、対象に選んだからにはそれについての調査と研究が必要になる。・・・
■ この項は何頁かあるが、ここに書かれていることが、塩野七生の作品の面白さだ。
■ 尾崎雅嘉・百人一首夕話では、古今集の序にある「衣通姫」の流なり、を受けて、
■ 日本書紀・巻第十三・允恭天皇に記載されていることを長々と記している。
■ 古今和歌集序、の
小野小町之歌、古衣通姫之流也。然艶而無気力。如病婦之着花粉。
■ このような記述、即ち、紀貫之のとらえ方をそのまま受けているようだ。
■ 古今和歌集は、
柿本人麿
山部赤人
かの御時よりこの方、年は百年あまり 、・・・
在原業平
文屋康秀
喜撰法師
小野小町
大友黒主
■ これらの人をあげ
紀友則
紀貫之
凡河内躬恒
壬生忠岑
■ ・・・により編纂されている。
■ 藤原定家・小倉百人一首の並びは最初の方は、ほぼ年代順に並べられているような感じだ。
09 小野小町
12 僧正遍照
17 在原業平
22 文屋康秀
・・・
29 凡河内躬恒
30 壬生忠岑
33 紀友則
35 紀貫之
■ 小野小町は僧正遍照や、文屋康秀との交流は精神的な意味も含めあったようだ。
■ 業平との交流も必ずしも否定はできない。
■ 小野小町の言語空間はその時代、および、過去の時代から成り立っている。
■ 和歌に顕れている、ことば、 の世界を調べてみることが必要だろう。
■ 高橋のぶ子「百夜(ももよ)」は
現代だって女性が「男性にとっての女性」「社会にとっての女性」から離れるのは大変
■ と、いう立場のようだ。
■ 古今和歌集の評価が根底にある感じだ。
■ まあ、いい。
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを
うたたねに恋しき人を見てしより夢てふものはたのみそめてき  ●
いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣をかへしてぞ着る
■ 「夢」の歌が多いので夢の小町などの評もあったようだが、
■ 丸谷才一は、新々百人一首に「うたたねに」の歌をあげ、・・・
  • うたた寝
  • 見る
■ ・・・の面から評論している。
だが、「人を見てしより」の扱い方が精妙なため、第二層がちらちらゆらめく仕掛けになっていて、その見え隠れの淫蕩さにこそこの歌たの魅力があるやうだ。
■ と。・・・ふうむ。
■ 要するに、当時「見る」というのは、夜に寝て性交をする意味なので、・・・
■ ありていに言えば身もふたもないが、・・・
■ 男と寝てよかった時のことを思い出しながら、うっふん、と思い出し笑いをしている。
■ というコト。
■ このような観点からみれば、このような歌を詠む精神は・・・
■ 高橋のぶ子のとらえる「男性にとっての女性」とかいう感じとはかなり異なるようだ。
■ ・・・



2023年6月4日日曜日

更迭、と、蹉跌

■ 2023-06-04
■ たまたま見た動画で、総理大臣への質問に立った女が、「手当」を「テトウ」と。
■ そのことは、どうでもいいのだが、・・・
  1. 更迭
  2. 蹉跌
■ この言葉を白川静・字通に当たってみた。
■ そして、「青春の蹉跌」というのがあったな、と思い、動画を見始めたが、やめた。
■ 小説も、映画も見たことはないが、今更、興味がわかない。
■ 更迭、や、蹉跌、この他にどんな使い方をしているのか、・・・
■ 特に、更迭、という言葉、・・・

更新
更衣、更衣室
・・・
衣更え
変更
今更
・・・ 
■ 更、はよくあるが、迭、は他に知らなかった。
■ 首相は「言葉遊びをするつもりはありません」と、・・・
■ 更迭という言葉は使わないようにした方がいいのではないか、という感じがした。

2023年6月3日土曜日

つくばねの みねよりおつる 男女川 恋はふかみて 愛となりける  遊水

■ 日本語と英語の違いは、
■ これらの違いにあるのであり、「恋の予感」の問題以前のことだ。
■ 「恋」に関して和歌や短歌、あるいは恋愛歌、失恋歌、腐るほどある。
■ 百人一首など、うんざりするのだ。

■ 先に、こんな頁を書いた。
■ 百人一首の「うんざり」する歌を30首、時実新子は取り上げている。
■ まあ、そういうことなので、読み直してみた。
■ 最初は、・・・
  • 筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
  • つくばねの峰より落つるみなの川こひぞつもりて淵となりぬる
■ この歌は、異常な言語感覚のように感じる。

ちりも つもれば 山となる
こいも つもれば 淵となる

■ つもって、と、淵となる、は違和感がある。
■ 恋心が積もるというということだが、淵はつもらない。
■ 恋心が深まり淵となる、ということであろう。
■ なので「つもりて」という表現に異常性が現れている。
■ 「ふかみて」にすればいいのではないか、と思う。
  • つくばねの みねよりおつる 男女川 恋ぞふかみて 淵となりぬる
■ こんな感じだ。
■ さらに、・・・
  • つくばねの みねよりおつる 男女川 
  • 恋はふかみて 愛となりける  遊水
■ 当時「愛」という言葉はなかったかもしれないが、・・・
■ 私だったら、こんな歌にしてもいいかと思う。↑
■ ただ、「淵」を使わないのだとしたら、上の句も変えることになるだろうけれど、
■ 本歌があり、よく知られているのだから、まあ、そこまでしなくてもいいか、というコトだ。

2023年6月1日木曜日

百人一首、メモ

■ 2023-06-01
■ 先日、・・・
百人一首は私の愛誦歌だが、中でも"愛のうた恋のうた"に愛着がある。・・・
好きな歌を川柳にからめて・・・

■ ・・・書かれている。
■ 解説は塚本邦雄が書いている。
■ そこに、彼の選んだ、百人一首の後半の50首が書かれている。
■ これに関して、そのうち見てみよう。