2019年10月25日金曜日

四季の移り変わり、メモ

英訳・百人一首
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持統天皇
  • [原文]春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山 万葉集1巻の28番歌
  • [訓読]春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山
  • [仮名]はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほしたり あめのかぐやま 
■ この歌について、もう少し考えてみよう。

 つづく





  1. 春 から 夏  白栲の衣干
  2. 夏 から 秋  風の音
  3. 秋 から 冬  初雪、初霜
  4. 冬 から 春  鶯
■ 四季の移り変わりを詠んでいる歌は、・・・
  • 秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(古今169)藤原敏行



  • [歌番号]10/1824 
  • [題詞](詠鳥) 
  • [原文]冬隠 春去来之 足比木乃 山二文野二文 鴬鳴裳 
  • [訓読]冬こもり春さり来ればあしひきの山にも野にも鴬鳴くも 
  • [仮名]ふゆこもり はるさりくれば あしひきの やまにものにも うぐひすなくも 
  • [歌番号]10/1884  よみ人知らず・万葉集
  • [題詞]歎舊 
  • [原文]寒過 暖来者 年月者 雖新有 人者舊去 
  • [訓読]冬過ぎて春し来れば年月は新たなれども人は古りゆく 
  • [仮名]ふゆすぎて はるしきたれば としつきは あらたなれども ひとはふりゆく