消えた意味・愛をもう一度
■ 普通は言葉の中に意味が残っているのだけれど
■ 使っているうちに分からなくなることもある。
■ 「ろ」は「~き・ろ・かも」として用いられる、とあるが、
■ 例えば、金田一京助・晴彦などの、辞書をみてもよく分かってないなと思う。
■ まあ、いい。
■ もともとは「色」だったのが発音する段階で隣り合う「い」と「い」がひとつになった形だ。
■ 「ろ」について以前書いた。
■ 今ではほとんど「いとおしい」と使わない。
■ この愛を意識して
■ 百人一首の後鳥羽院の「ひともをし」の歌を次のように詠み変えた。
■ 昔の歌を今の歌として感じとることができるのではないかと思う。
■ 後鳥羽院は本音でこんな歌を詠んでしまった。
■ 敗者の「あぢきない」人生の歌だ。
■ もっと明るい歌にできなかったのか。
■ 定家はなぜ百人一首にこの歌を選んだのかについては以前も書いたが、
■ どの歌を選ぶかは、選者の考えで、「百人一首」の歌としてはこれが適していた。
■ 後鳥羽院が選ばれるような歌を作ったのだから、しょうがないといえばしょうがない。
鳥の名は メジロは目白 オシドリは? 「をし」を詠みたる いにしえの歌
■ 使っているうちに分からなくなることもある。
- さびしきろかも
■ 「ろ」は「~き・ろ・かも」として用いられる、とあるが、
■ 例えば、金田一京助・晴彦などの、辞書をみてもよく分かってないなと思う。
■ まあ、いい。
■ もともとは「色」だったのが発音する段階で隣り合う「い」と「い」がひとつになった形だ。
■ 「ろ」について以前書いた。
- さびしき・いろかも
- sa bi shi ki iro ka mo
- さびしきろかも
- いと・おしい
- いとおしい
- いとしい
■ 今ではほとんど「いとおしい」と使わない。
- ito oshii
- itoshii
■ この愛を意識して
■ 百人一首の後鳥羽院の「ひともをし」の歌を次のように詠み変えた。
- あのころの あいとねたみと うらぎりの よをおもうゆえ ものおもうみは 遊水
■ 昔の歌を今の歌として感じとることができるのではないかと思う。
■ 後鳥羽院は本音でこんな歌を詠んでしまった。
- 人もをし
- 人も恨めし
- あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は 後鳥羽院
■ 敗者の「あぢきない」人生の歌だ。
■ もっと明るい歌にできなかったのか。
■ 定家はなぜ百人一首にこの歌を選んだのかについては以前も書いたが、
■ どの歌を選ぶかは、選者の考えで、「百人一首」の歌としてはこれが適していた。
■ 後鳥羽院が選ばれるような歌を作ったのだから、しょうがないといえばしょうがない。
- 鎌倉と戦し敗れ流刑地の隠岐の島なる天の高さよ 遊水