2023年4月12日水曜日

時そば、と、正岡子規、小腹が空いた柿でも食うか

■ まず、落語の聞き比べってのをやり、楽しむのがいい。
■ 噺家により、また、時代により、それぞれ変化をつけるところに面白さもある。
■ ところが人と同じことをしゃべっても俺の話にならないってんで、
■ 後からの人は、なかなか、本題に入らない。
■ いつ蕎麦の話になるのか気がもめることにもなる。
■ 知ってる話だから、笑ってやろう、と思って来たのだけど、なかなか始まらない。
■ しかし、なんですなあ。
■ 今では、スマホなんてのも普通なものだから、・・・
■ 時計も不要になったということですかね。
■ 落語も寄席に行かず YouTube で聞ける世の中だ。
■ 例えば、暮れ六つ、ったって、何だいそりゃあ、という人もいるでしょうがね。
■ 今の子は、分からなければインターネットで調べるでしょうから、
■ そこいらの大人より知っていたりする。
  • 知らないの、パパ
  • 昔は腕時計も普及してなかったから、お寺の鐘で知らせたんだよ。
  • 明治時代もそうだったんだ。
  • んっ、・・・
  • 俳句にも、当時の時代背景があるんだ。
  • 歴史を勉強しなよ、パパ。
  • ・・・
■ ということだ。
  • 花の雲鐘は上野か浅草か  松尾芭蕉
  • 行秋の鐘つき料を取りに来る  正岡子規

  • 時の鐘 芭蕉も子規も足をとめ 空を見上げて なんと詠もうか  遊水

    • 小腹が空いた 柿でも食うか

  • 観覧車まわりつづける想い出は 正岡子規の遊び心を

    • 腹時計 ちょうど3時だ 秋の旅  遊水
    • 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺  子規

■ 3時と言えば、お八つ、ですな。
■ 鐘八つ、の時というところか。
■ それにしても、正岡子規という人は、ユーモアがあるというか、遊び心がある。